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質屋では質草を預ければお金を貸してもらえます。

着物・毛物の質草

着物

質屋で受け付けてくれる質草/着物

着物・振袖は呉服屋や越後屋で買おうとするとけっこうなお値段ですし、古着 として処分するならやはりそこそこのお金になりそうなことは誰にでも分かる ことではないでしょうか。 なので当然昔からそうした商いをしてきた質屋も質草として数多く扱ってきましたし 着物の所有者もそのことを意識しつつ晴れの舞台では着用しています。 TシャツやYシャツと違い数回着ただけでは商品価値が大きく下がることのない 着物ですが、それでもあまりに古かったり状態が悪ければ査定価格は低くなり、 適当に保管していたためにカビが生えているような着物も質草としても価値は ほとんどなくなります。 なので桐箪笥にしっかりと保管しておくことが着物オーナーの役目で、質屋を利用 するつもりがなくても自分がこれから着ることを考えるといつまでも美しい姿の まま保存できる環境を用意しておくべきです。 柄と査定価格の関係ですが、あまり派手なものよりもおとなしい感じの柄の方が いい評価をされるそうなので、これも覚えておきましょう。


毛皮

パーティー会場に行けば女性の何%かは羽織っている毛皮製品も質屋の大好物です。 普段はあまり着る機会がないけれど、お見合いパーティーや舞踏会では会場と自身 を彩ってくれるので女性が好む衣装です。 ただし気に入ったものを見かけるたびに購入していくと、身につけるチャンスが 少ないためほとんど使われないものも出てきます。 毎月1着ペースで毛皮のコートを購入する人なのに2ヶ月に1回しか着ないのなら 半数は新品同様のままクローゼットの中で吊るされている計算になります。 これはもったいない話ですし、デザインに流行り廃りもあるので使わなくなった 毛皮の古着はリサイクルショップに買取してもらうか、質屋で質草として預ける など有意義な活用をしたほうがいいでしょう。 質草としてなら気に入っているデザインの毛皮のコートでもいいですし、着用する 可能性の低い夏(サマー)なら安心してしばらくの間手放すこともできそうです。


ペルシャ絨毯

ホームセンターや家具屋で市販されている絨毯だと質草にはなりませんが、本物の ペルシャ絨毯なら数十万円で売買されている品も多いので質草の資格はあります。 もちろんデザインや状態で査定価格は変わりますが、産地や工房も価値を左右する 大きな要因なのでもしお手元にペルシャ絨毯がある方は一度調べておくと面白い 空想ができるかもしれません。 マシャド産、クム産、カーシャン産、タブリーズ産、ビルジャンド産、 エスファハン産、ナイン産、アルデビル産、ビルジャンド産、などが期待の出来る 産地で、自動車と同程度の価値を持つ絨毯を多数産み出している地域です。 他にもバイク並みの資産価値を持つ絨毯、軽トラックよりも高価な絨毯などが 揃っているので、たかが絨毯と舐めていると恥をかくかもしれません。 あまり持ち運んだり移動させることのない絨毯ですが、ひょっとしたらあなたが 今踏んでいるそれがとんでもない価値を持っているかもしれませんよ。